令和4年4月の城南中学校との統合を控え、愛宕中学校として最後の一年を迎えました。閉校・統合という歴史的な大きな節目に関わる責任をしっかり受け止めるとともに、これまでの輝かしい伝統を受け継ぎながら「生徒・教師・保護者が互いに信頼し合える生徒が主役の学校づくり」に全力で取り組んでいきたいと考えております。
4月8日に新入生55名を迎え、全校生徒185名、各学年2学級でスタートしました。
今年度は、『みんなで創る 笑顔あふれる 楽しい学校!』を目指し、(1)「わかった、できた」を実感できる授業の展開、(2)「聞く力」と「表現する力(伝える力)」の育成、(3)生徒全員が「学校が楽しい」と思える教育活動の推進を重点目標として学校経営を進めて参ります。
今年度のキーワードは、「自律」と「感謝」です。
(1)では、学習指導要領の示す「主体的・対話的で深い学び」の視点から授業の工夫・改善を図ります。また、学習意欲を喚起する魅力ある課題の設定、適用練習や振り返りの時間を確保します。
(2)では、PDCAサイクルを意識した話し合い活動の積み重ねや自分とは異なる意見をもつ他者と議論する道徳の授業等を充実させます。
(3)では、生徒一人一人に活躍する場を設定し、それぞれの存在感や自己有用感を高めていきます。また、委員会活動や地域貢献活動を充実させることで、よりよい人間関係づくりに努めて参ります。
さらに、市内全校で展開している『龍の子人づくり学習』をより充実させ、生徒一人一人の社会参画力(自分らしい生き方・よりよい社会を実現するためのスキル等)を育んで参ります。
あじさい生徒はもとより、保護者・地域の皆様、さらには、勤務する教師にとって今回の統合がよりよいものとなるよう尽力して参りますので、皆様方にはこれまで同様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
愛宕中学校長 黒澤 智