PTA委員選出法(保護者用)
1.PTA委員選出法について
八原小PTA委員選出法は、「コンパルソリー委員制度」と「ボランティア委員制度」の2つのしくみからなります(平成13年度より実施)。
「コンパルソリー委員制度」は、こども1人あたり、入学から卒業までの6年間に1回(任期1年)委員を引き受けることを共通認識としようという制度です。
「ボランティア委員制度」は、自らPTA活動に参加することを希望される方々に、自由に委員会活動に参加していただくための制度です。
各常置委員会と各学年委員会は、「コンパルソリー委員」と「ボランティア委員」で構成し、両者は対等な立場で委員会の運営に協力していただくことになります。
2.なぜ新しいPTA委員制度が必要だったか?
新制度導入までは、毎年度第1回目の学級懇談会で、出席者の中から選出してきました。しかし、この決め方では次のような問題点がありました。
内容 | |
---|---|
イ) | 学級懇談会への出席者が少なく、公平な委員選出ができない。 |
ロ) | いつも同じ人が委員を引き受ける傾向がある。 |
ハ) | 委員歴簿が活用されていない。 |
ニ) | 先生主導で委員選出をすると、保護者との関係の悪化が心配される。 |
ホ) | 新任や転任の先生方は、親との面識がなく声をかけづらい。 |
新制度では、委員歴簿の再提新制度では、委員歴簿の再提出をお願いし、どれくらいの方々がどの程度の頻度で委員を経験されているか調査した上で、委員経験のない方々に、子どもが卒業するまでに、一度だけ「コンパルソリー委員」を引き受けていただくこととしました。
3.必要な委員数
各委員会ごとの定員の目安は次の通りです。
委員会名 | 定員数 |
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本部役員会 | 6名以内 |
会計監査委員 | 2名 |
学年委員会 | 児童数÷6学年程度 |
(*1)地区指導委員は、各地区で選出し、委員歴には算入しないものとします。→地区により児童数にばらつきがあり、本制度への算入が技術的に難しいなどの理由からです。
4、委員の委嘱
「委嘱年次調査」は、新一年生の保護者に対し、入学前の保護者説明会時(2月上旬)に、実施します。転入生については、転入年度末(2月上旬)に実施します。
委嘱年次は、「委嘱年次調査」結果をもとに委嘱年次(案)を本部役員会で作成し、運営委員会の承認を得て、PTA運営委員会から委嘱されます。
入学式終了後ただちに(4月上旬)、新入生保護者、転入生保護者に対して委嘱年次を通知します。
「所属委員会決定会議」はその年度に委員委嘱を受けた保護者が集まって、クラス編成終了後(4月中旬)に実施し、委員を決定し、運営委員会から委嘱されます。
希望が集中した場合は、抽選としますが、当日出席者は第3希望まで、当日欠席者で委任状提出者は第1希望まで考慮するものとします。なお、当日欠席者で委任状の提出がない場合は、適宜、割り振るものとします。
5、ボランティア委員の募集
ボランティア委員の募集は、在校生についてはクラス編成終了後(4月上旬)に、新入生については、入学式終了後ただちに(4月中旬)に実施するものとします。
ボランティア委員に応募した時点で、ボランティア委員は、希望する委員会に自動的に登録されます。また、複数の委員会に所属することもできますが、複数の委員会の委員長を兼ねることはできません。
6、転入者への委員の委嘱(いしょく)
八原小PTAでは、前校での委員歴に関係なく、転入年度の翌年度以降、子どもが卒業するまでに一度コンパルソリー委員の委嘱を行っています。
これは、転入生の保護者の方々に、早く八原小にとけ込んでいただきたいとの願いからです。
(前校での委員歴も考慮すべきとのご意見もありますので、今後、運営委員会で討議していくことになります。)
7、PTA活動に参加する"という言葉の意味
PTA活動にはできる限り積極的に参加していただきたいのですが、家庭のさまざまな事情(本人や児童の病気、介護、仕事、父子家庭や母子家庭、乳幼児がいる場合、出産を控えている)等で、困難な場合もあります。
八原小PTAでは、そのような場合、所属する委員会に相談した上で、可能な範囲で活動していただくようにしています。
「平日は仕事で参加できない」と言われる方は、休日や自宅でできる仕事を分担したり、「病気でとても活動できない」という方は、各委員会の活動報告を受け取るだけでも結構です。子どもが通う小学校との接点をもっていただくことが大切です。
8、「ボランティア委員制度」の大切さ
委員選出法により「コンパルソリー委員」が選出されますが、始めて委員になった方や活動が困難な方が多い場合があるかと思います。このような場合には、是非とも、これまでに委員を経験された方々を中心に、「ボランティア委員制度」を活用して、協力しあっていただけたらと思います。
また、希望する委員会に入れなかった時も、「ボランティア委員」として希望委員会に所属し、積極的に活動していただきたいと思います。
「コンパルソリー委員」だけでなく、経験と意欲のある「ボランティア委員」が一体化して委員会が運営されたとき、PTA活動は大きな成果を上げられます。
9、安心してPTA活動に参加していただくために
「経験がないので、何をどうしてよいかわからない」というご意見をよく耳にします。こうした不安を少しでも解消できるよう所属委員会決定会議後に、各委員会ごとに活動のガイダンスを実施します。
ガイダンスは前年度の各委員会の委員長さんにお願いしていますので、わからないことがありましたらご質問されるとよいと思います。