当市は、従来から、AEDをコンビニエンスストアに配備するなど、万一に備えた救急救命体制の向上に取り組んでおります。
そして、今回更なる体制強化を目的に、市内全小中学校にAEDの屋外型収納ボックスを導入し、3月26日より運用を開始しました。
「いざ」という時のために、各スポーツ少年団の指導者、学校施設の夜間開放利用者、および各小中学校周辺にお住まいの皆さまも、以下リンク「学校AED設置位置図」を参考に、屋外ボックス設置場所の事前確認をお願いいたします。
導入の経緯
これまで、小中学校のAEDは、体育館玄関内や校舎内など、全て屋内に設置していたため、休日夜間などの教職員不在時や、AED設置建物が施錠された状況において、小学校では学童保育ルームを利用する児童や、グラウンドを利用するスポーツ少年団の子どもたちなど。中学校では、部活動に参加する生徒など。そしてこれら学校施設の夜間開放事業を利用する皆さまなどに、万一の事態が発生した際の迅速なAED使用が課題となっておりました。なお、2014年には他県において、校舎に鍵がかかっていたため、夜間の部活動中に倒れた生徒に、AEDが使用できなかったとの報道もありました。
屋外型収納ボックスの機能(概要)
屋外使用に耐えられる防塵・防水性能を有し、またボックス内の温度をAEDの使用環境条件の「0℃~50℃以内」に保つなど、AEDの性能を維持することが可能で、かつ、いつでも容易にAEDの取り出しが可能です。
全国初・県内初の事例
これまでも、コンビニエンスストアへのAED配備、または、屋外型AED収納ボックスを配備する自治体はありましたが、この2つを併用実施するのは、当市が全国初の事例であり、また、屋外型AED収納ボックスの全小中学校配備は、県内自治体では、初の事例です。(平成27年3月30日現在)
その他
- 高輝度蓄光規格のシールを特別に作成し、ボックス表面下部に貼り付けることにより、夜間等でもボックスの所在と開け方が視認できるようにしました。
- 中学校全6校および大規模小学校(馴柴小・八原小)には、今回の屋外型収納ボックス導入と共に、引き続き屋内にもAEDを1台追加配備し、2台体制での運用としました。
リンク 「学校AED設置位置図」
http://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/procedure/2015033000123/