当市は、市内を日常生活圏とするこどもたちが、心停止事例に遭遇した際に、勇気をもって胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行い、同時に、コンビニエンスストアや市立小中学校屋外などに設置のAEDを積極的に使用することで、救命の可能性を向上できるものと捉え、こうした地域に根ざしたこどもたちの力の活用を目的に、今年度その体制・環境の整備として、流通経済大学(野尻 俊明学長)と日本赤十字社茨城県支部との連携により、小中学生に対し、積極的に救命法を学ぶための授業を行っております。そして2月10日現在までに、市立中学校全6校の2年生全員と、市立大宮小(6年生)および川原代小(5・6年生)の合計約800人が同授業を行い、また龍ケ崎小(5年生)が2月中に同様の授業を行う予定です。
なお当市は、今年度より救命法の授業を修了した生徒・児童に、当市マスコットキャラクター「まいりゅう」をあしらった特製缶バッジ修了証を贈呈しています。授業を通じて、具体的に救命法を学び、そして通学かばんなどに、このバッジを着けることにより、こどもたちに、「自分もAEDを使える=人を助けることができる」ことの自己肯定感を育むことで、人間形成のための教育的機会と考えております。
そして今後も救命法の授業を継続的に行っていくことで、救命率の向上など、地域全体の強みにつながるものと考えております。