平成11年度 受賞作品

やさしく男女平等説くあなた
妻は勤めに家事育児　あなたは仕事残業おつきあい
お前もどうぞというけれど
あなたはどうする家事育児
（龍ケ崎市　細矢　とも子　さん）

息子は野菜の切り方がうまくなったと自慢する
夫はレパートリーが増えたと時々料理を披露する
共働きの我が家庭
（龍ケ崎市　伊藤　こずえ　さん）

保護者名　だまって夫の名を書きつづる
気にかけつつも　あらだてたくもなく
（龍ケ崎市　松本　いずみ　さん）

二度目の赴任で目がさめた
炊事、洗濯、買い物、掃除、なんでもできます我が夫
ありがたきかな　単身赴任
（龍ケ崎市　池澤　美雪　さん）

「これを頼む」という上司に
「これだけしかやらない」という女子社員
これでできるか『男女共同参画社会』
（稲敷市　岡田　哲三　さん）

女だから・・・男だから・・・
女のくせに・・・男のくせに・・・
お互い肩肘張るの止めようよ
女とか男とかじゃなく　やっぱり自分は自分なんだから
（常総市　飛賀野　穣　さん）

お互いやれる事をやれば　二人は平等じゃないかな
二人がよければ
（利根町　花嶋　清徳　さん）

いつも家では いばっている親父が朝だとゴミを運んでいる
なぜかと聞いたらこう言った
「お前らにも今にわかるよ」と
（取手市　飯田　陽介　さん）

緑茶とほうじ茶間違えて
貴方がいれる　寒い朝
感謝して飲む　夫婦の日
（龍ケ崎市　牧野　セツ子　さん）

舟をこぐ夜中のミルク
抱き上げるあなたに
夢の中で　おやすみなさい
（龍ケ崎市　野口　哲雄　さん）