龍ケ崎市消防団はどんな人たち?どんな活動をしているの?
龍ケ崎市消防団は、市内に在住・在勤・通学している18歳以上の方です。
それぞれ仕事等を持ちながら、火災時の消火活動による消防署のサポートをはじめ、災害時の救助活動、水害時の河川の警戒活動や震災時の避難誘導など、地域の防災活動を行っているチームです。
緊急時の火災等の出動に備え、安全かつ的確に活動できるよう、様々な訓練や機械器具の点検を行っています。
また、地域の防災訓練のお手伝いもしています。
規律訓練
消防団は災害時の出動をはじめ、集団による様々な行動を的確かつ安全に行わなければなりません。
規律訓練では、敬礼の仕方や行進の方法、団を指揮する者への報告の仕方など、様々な作法や行動を身に付けます。
この訓練は、機敏な行動や節度ある動作、礼儀正しい言動を身に付け、団体行動と団結力を高めるためにも重要な訓練です。
敬礼の訓練
操法大会
正式名称は、消防ポンプ操法競技大会といい、毎年9月に行われます。
火災が起きたことを想定して、消防のホースや消防ポンプを扱い、火を消すまでの動作、そして消火後から解散までの一連の動作を団員がチーム一丸となって行うものです。
競技大会ですので、一連の動作について採点がされます。
採点の基準は、それぞれの動作が的確に行えているか、動作のタイム、チーム全体の完成度など、総合的な基準で採点され、順位を競います。
龍ケ崎市は、全部の消防団が操法大会に出場しています。
大会前は、仕事の合間を縫って朝や夜間において練習をしています。
この練習や訓練により、的確な災害対応のスキルをアップさせています。
操法大会の様子1
操法大会の様子2
放水訓練
実際の火災時の消火活動は、消防ポンプの強い圧力をかけて放水をします。
ホースや消防ポンプを誤って扱うと非常に危険です。
また、消火栓や防火水槽などの水を供給する施設が無い場所での消火活動は、何台もの消防ポンプをホースでつなぎ合わせ、放水を行うこととなります。
そこで、安全な放水活動のための訓練や、消防ポンプの中継作業による放水訓練を定期的に行っています。
河川の水を使った放水訓練
地域の防災訓練
龍ケ崎市は、各地区や自治会における防災意識が高く、各地区等における防災訓練が非常に盛んです。
地区を担当する消防団が防災訓練に参加し、消化器の扱い方や火災時の避難方法、負傷者の救助活動方法を説明し、防災訓練のお手伝いをしています。
また、女性消防団員は、救急救命の指導員の資格を持っており、救助者への心肺蘇生法やAEDの活用方法の指導を行っており、市民に非常に人気です。
女性消防団員によるAEDの活用方法指導