6月16日、小貝川市民運動公園にて龍ケ崎市消防団による水防訓練を実施しました。
稲敷広域消防本部の水防指導員のもと、消防団員141名が出勤しました。
昨年の牛久沼越水の際には、消防団員約90名が対応を行いましたが、災害はいつ起こるか分からないため、普段からの備えが大切です。
今回の訓練は、昨年以上の雨量を伴う台風が来襲しても対応が出来るようにするために、団員の水防に関する知識及び技術の更なる向上を目的として実施しました。
土のうを作成・運搬する消防団員
指示を受ける消防団員
訓練には女性消防団も参加しています!
水防工法の一部を紹介します!
改良積み土のう工
降水によって堤防が沈下した場合や増水する速さが著しく、河川水が堤防を越えるおそれがあるときに用いります。
鋼杭と防水シートを使って、積み土のう工を改良・強化したものです。
水のあふれ防止対策として重視されています。
シート張り工
シート張り工
川の水が増えて、堤防の表側(川がわ)がくずれ始めたとき、堤防に水が浸透するのを防ぐためにこの工法が行われます。
釜段工
増水中に、堤防の居住側の平場より水の吹きだしが確認された場合に、漏水の噴出口に土のうを積んで水を溜め、河川水位と漏水口の水位差を縮小することで、水の噴出の勢いを抑え漏水口の拡大を防ぎ堤防の決壊を防止する工法です。
月の輪工
堤防の裏側に穴があいて水がふきだした場合に、川の水位との水位差を縮め水の圧力を弱め、堤防が壊れてしまうのを防ぐのにこの工法が使われます。