※『IKUMEN(イクメン)』とは…育児をするメンズの略。
まず始めに、冒頭において、中山市長よりあいさつをいただきました。
中山市長は、男性の育児休業者が少ないことをはじめ、男性の子育てに関
する各種制度がなかなか取得し辛い世の中ではあるが、男性の育児参加の
促進の重要性を訴えた上で、市長自らが育児休業(育児のための期間)を
取得した経緯を話されました。
そして、仕事も頑張り、家庭も頑張れるメリハリを付けた働き方をして、
市の発展に向けて頑張ってほしいとエールをいただきました。
さらには、是非とも育児休業を取得してもらい、女性の過酷な育児環境を知ってもらい、奥さんへの更なる手助けのきっかけとしてくださいとのことでした。
その後、事務局の総務課より男性職員の育児に関する各種制度及び育児休業中の給与制度について、説明を行いました。
育児に関する各種休暇制度については、各種休暇制度の趣旨、取得期間や手続き方法などを説明し、育児休業中の給与制度については、育児休業中はどのような給与制度になり、どのような補償制度があるのかを説明しました。
参加者は、各種休暇制度の趣旨を改めて認識し、育児休業中の給与制度については、初めて聞く内容であったかせいか、非常に関心した様子でした。
事務局の説明が終わった後、実際にミーティングに入っていきました!
ミーティングでは、以下の4つのテーマを設けて進めさせてもらいました!
テーマ1:育児休業取得者の取得のきっかけ・育児(休業)体験・感想等について
テーマ2:男性の育児について
テーマ3:仕事と育児と家庭の調和(ワーク・ライフ・バランス)について
テーマ4:フリーミーティング
テーマ1:育児休業取得者の取得のきっかけ・育児(休業)体験・感想等について
ここでは、育児休業取得者である中山市長及び男性職員2名において、育
児休業の取得のきっかけ、取得期間中の過ごし方や取得してみての感想を
発表してもらい、その後、参加者からの質問等を受けました。
参加者からは、「育児休業を取得する際に職場における仕事の調整等で苦
労したことはあるか」などが質問され、育児休業を取得する際の状況を全
員がリアルにイメージすることができました!
テーマ2:男性の育児について
まずはじめに、育児休業取得者の3名において、現在の育児について苦労していること、やりがいがあることや奥さんの育児の負担軽減等ついて発表してもらい、その後、参加者にも同じテーマで発表してもらいました。
ここでは、夫婦の育児の役割分担について議論がヒートアップし、やはり奥さんに育児負担が偏っていることから、男性の育児参加による妻の負担軽減の重要性を確認しました。
テーマ3:仕事と育児と家庭の調和(ワーク・ライフ・バランス)について
テーマ1、2を踏まえ、男性の育児参加を促進するためには、職場における
自分、家庭における自分並びに育児における自分の役割をバランスよく発
揮させるためには、職場はどのような環境にあるべきか、または、個人と
してどのように行動すべきかを話し合いました。
ここでは、育児休業を取得するにあたっての職場との調整について、議論
がなされました。
育児休業取得者からは、男性職員は、妻よりも比較的時期を選んで育児休業を取得することができるため、担当業務が比較的落ち着いた時期に育児休業を取得するなど、調整がしやすいのではないかとのことでした。育児休業も無理に長期間取らなければならない制度ではなくて、自分の担当業務が落ち着いた一定のまとまった期間に取得することでも十分意義はあるし、職場の調整もしやすいのではないかとのことでした。
テーマ4:フリーミーティング
最後に、テーマを設けず、フリーミーティングによりざっくばらんに話し
合いを行いました。
ここでは、出産に係る費用や健康組合の給付制度などの質問があがったの
で、総務課において、出産に係る制度内容の説明を行い、参加者の不明に
思ってることや疑問点を解消をすることができました。
以上が、ミーティングの内容です。
ミーティング終了後、参加者に今回のミーティングに参加してみての感想や育児に関する今後の意識を把握するために、アンケート調査を行いました。
主な内容は、下記のとおりです!
IKUMEN★ミーティングに参加してみての感想
- 実際に育休を取得した方の話を聞けたこと、また、同じ世代の子育てをしている方々と情報交換できたことは大変よかった。初めての経験だった。
- 育児休業中の給与のことなど、疑問だったことを知ることができた。
- これから育児をするにあたって、様々な育児体験を聞くことができてとても参考になった。男性が育児に参加することで妻の負担軽減や子が父親に対する愛情も変わってくるんだなあと思った。
- 休業中の育児に関しての話を聞き、自らの育児に対しての考え方を見直す良い機会になり、とても参考になった。
- 育児体験を聞くことができて大変参考になった。特に育児休業の取り方や実際取得した時の職場の反応等が聞けて、育児休業取得に対しての不安が少し解消された。
育児休業の取得について
- 妻の育児が非常に大変そうなので、育児休業を取得し、まとまった期間育児に専念することで、妻の負担を軽減したい。
- 取得したいという気持ちもあるが、他の職員に迷惑をかけれないという気持ちもあり・・・難しいかと思う。
- 正直これまでは育児休業についてあまり考えたことがなかったが、今回色々な話を聞いて考えてみようと思った。
- 普段は仕事があり、平日は子どもと関わる時間がもてなかったりしている。また、平日は妻に育児を任せっきりになっているので、少しでも負担を軽減してあげたい気持ちがある。現実的には難しいが、取得できるなら取得したい気持ちはある。
男性職員が育児参加を行いやすくするためには
- 育児に関する休暇制度は充実しているが、取得の方法や環境が少し不十分かと思われるので、その点が改善されれば、取得の増加が見込めるのかと思う。
- 今回のようなIKUMEN★ミーティングなど、育児休暇に対する理解が深まるような研修が多年代に対して行われるといいと思う。
- 今回のような意見交換や育児休業についての説明をしてもらうと、育児参加について考えるきっかけになると思う。
- 若い職員は取得しやすいかもしれないが、中堅以上の職員はなかなか取りづらいと思う。所属長などから強制的に取得するような指導をしてもらうなどの働きかけが必要だと思う。
- 育児に参加するのは男性でも当然であるという思いを持っている方もいるので、働いている男性も育児に積極的に参加できるような環境づくりであったり、働きかけを市全体としてやっていくことが大切であると思う。
以上、非常に貴重な感想、意見をいただきました!
いやー、総務課としても当ミーティングをやってよかったと感じております!
参加していただいた、皆さん、誠にありがとうございました!
なんと、その後において、当ミーティングに参加した職員のうち、4名(リポーターの総務課Sも含む)が年末年始にかけて育児休業を取得することなりました!
4名の職員の皆さん!じっくりと育児してきてください!
総務課では、今後においても男性の育児参加の促進の他、すべての職員が仕事も家庭も一生懸命取り組めるような職場環境づくりに努めていきたいと思います!