※『IKUMEN(イクメン)』とは…育児をするメンズの略。
※『イクメンジャー★レッド』とは…市役所戦隊イクメンジャーの一員(架空の人物です)。未来を担う子どもたちのため、育児環境、ワーク・ライフ・バランスの向上を願い、日夜その推進・啓発に奔走している!
好物は「まいんコロッケ」。当市マスコットキャラクターの『まいりゅう』へ友達申請中!!
茨城新聞社の担当記者の方は、藤崎さんです!
当市では、中山市長と育児休業を取得した男性職員4人(総務課【※】:鈴木主幹、税務課:稲葉主幹、社会福祉課:染谷副主幹、高齢福祉課:深沢副主幹)が参加し、前半は育児休業取得者へのインタビューを行ない,その後、中山市長から、男性職員の育児参加の促進、当市のまちづくり戦略プランにおける『子育て環境日本一』を目指した少子化対策などについて、お話をいただきました!
(※総務課は平成26年4月1日より人事行政課へ名称変更しました。)
育児休業取得者4人へのインタビューの内容は、
- 育児休業を取得した理由は?
- 奥さんの反応は?
- 上司の反応は?
- 育児休業を取得してよかったことは?
- 育児休業中で大変であったことは?
- 育児休業を取得してみて感じたことは?
などでした。
それでは、それぞれの質問に対する育児休業取得者の回答(概要)をご紹介します!
育児休業を取得した理由は?
4人とも、育児の現場を自ら体験し、その大変さを実感したようで、
どうしても奥さんに偏りがちな育児の負担を少しでも軽減したいと
いう思いで、育児休業を取得したとのことでした。
また、『IKUMEN★ミーティング』に参加したことも大きなきっか
けになったとのことでした!
奥さんの反応は?
育児休業を取得することが決まった時の奥さんの反応は、4人とも違っており様々な反応を得られたそうです。
そもそも育児休業は女性のみが取得するもので、男性が取れるものだと思っていなかった奥さんは、反応が薄く、一方で男性の育児休業制度を知っていた奥さんは、非常に喜んでくれたとのことでした。
また、逆に育児休業を取得して、職場に迷惑をかけたことにより、職場の自席がなくなってしまうのではないか?と心配をされた奥さんもいらっしゃいました(笑)。
上司の反応は?
4人の上司ともそろって、育児休業の取得については、快く受け入れてくれたそうです!
意外にも、全員の上司が育児休業の取得については、賛成してくれ、後押しをしてくれたんですね!
この上司の反応をみると、案外、職員本人のみが「育児休業は取得できない」と思い込んでいる部分が強く、それにより、育児休業を取得し辛い環境を作っているのかもしれませんね…。
ここでは、育児休業を取得するまでの業務の調整方法についても話が出ました。
4人の取得者とも育児休業を取得する前は、自らの担当の業務を他の職員に依頼したり、調整したりして事務が滞らないように工夫すれば、男性職員は時期をみながら取得できる立場にあるので、そういった意味では、育児休業を取得しやすいんではないかとのことでした!
育児休業を取得してよかったことは?
4人とも、子どもと一緒に過ごせた時間が非常に貴重であったことはもちろんのこと、それとともに、妻の育児負担の軽減ができたことがよかったとのことでした!
育児休業でまとまった期間休むことにより、奥さんの育児の大変さが十分に実感できたらしく、職場復帰後の育児の関わり方や取組み方について改めて考えさせられたようです。
育児休業中で大変であったことは?
子どもが泣いたとき、奥さんのように抱っこしても泣き止んでくれないことについては、4人とも口をそろえて大変な思いをしたとのことでした。
やはり、子どもをあやすのは、奥さんにはかなわないのですかねえ…。
あと、日常当たり前にしていた自分の事が育児に関わることで、こんなにも出来ないものかと驚いていた職員もいました。
育児休業を取得してみて感じたことは?
4人とも育児休業期間中、育児に関わり、様々な経験や体感をする
ことで、奥さんと育児を共有する大切さや重要さを実感できたそ
うです。
それぞれの家庭環境も職場環境も様々で、得られた経験も様々で
すが、やはり、子どもの成長が著しい期間において、まとまった
期間育児休業を取得する意義は、今後の育児を考える上でも非常
に大きいということでした!
また、共働きで奥さんの給料がいい場合、男性の方が育児休業を取得するケースも今後は出てくるのではないかとの意見も出ました!
最後に、今後育児休業を取得できる男性職員に対し、「是非とも育児休業を取得してほしいし、そのような職員がいたら、絶対に取得を勧めます!」そして、「取得者が増えることにより、男性が育児休業を取得するのが当たり前となるような職場環境にしていきたい!」とのことでした!
今回の育児休業の取得については、4人とも非常に貴重な経験をした模様ですね!
育児休業を取得することにより、どのようなメリットがあるのか、どのような効果が波及するのかについては、それぞれの職員の置かれた環境が異なる関係上、未知な部分もありますが、得られる経験は今後の自らの人生において、よい影響を与えることは間違いないんだなあ!と今回の4人のインタビューを通じて感じることが出来ました!
4人とも、インタビュー中は、育児の大変さを語りながらも、今回の育児休業中での経験について、終始笑顔でのコメントでした!
もしかしたら、一番喜んでいるのは、職員本人でも、奥さんでもなく、赤ちゃん本人かもしれませんね!
中山市長より~4人のインタビューを受けて~
最後に、4人のインタビューを受けて、中山市長より今後の男性職員の育児参加の促進などについてお話をいただきました!
中山市長は、男性の育児参加の促進を目的に自ら育児休暇(育児のための期間)を取得し、『IKUMEN★THE男会(座談会)』や『IKUMEN★ミーティング』などのイベントにも積極的に参加いただき、様々な方面より働きかけを行っていただきました!
中山市長は、
「当市では、まちづくり戦略プランにおいて、『子育て環境日本一』を掲げている。
このスローガンには、全国的な社会問題である少子化を食い止めるために、子どもを生みやすく、育てやすい環境を創造させたい!といった思いが込められている。
そのためには、市全体としての環境整備も必要であるが、まずは、職員(社員)が働く会社等が事業主としてできることは何かを考え、男性の観点からも女性の観点からも仕事と育児を両立できるような環境を率先して形成していかなければならない。
また、会社等で働く職員(社員)も育児関連の制度を率先して利用し、制度が利用しやすい職場環境を形成していくなど、事業主、職員(社員)、社会全体が一体となって取組んでいかなければ、よりよい子育て環境は実現しないと考える。
しかし、現実において仕事と育児の両立はまだまだ厳しい環境にある。
男性の育児休業の取得についても、自ら育児休業を取得しなくても、子どもを育てられる環境があれば、あえて取得する必要がないと考える職員は少なくない。
しかしながら、4人のコメントでもあったとおり、育児休業の取得は、積極的に育児に参加しようという意欲につながる部分も多い他、自分のための休業でもあると考えている。
そしてその上で、一番大切な家族と一緒の時間を過ごすことが重要であり、育児休業制度は様々なところにいい影響を波及させる要素を持っており、非常によい制度だと私も取得して感じている。」
以上、中山市長よりお話をいただき、今後の男性職員の育児参加について、エールを送っていただきました!
以上で約1時間をかけてのインタビューが終了しました!
な!なんと!最後に!!
し!しかし!その後、驚いたことが起きました!
な!なんと!
茨城新聞社の記者の藤崎さんが、「実は、私も約19年前に約3ヶ月半の育児休業を取得したことがあるんです!」とインタビュー終了後におっしゃられました!
約19年前において男性が育児休業を取得する環境といったら、現在と比べものにならないくらい厳しい状況であったかと思います…。
そのような環境の中、3ヶ月半も育児休業を取得するなんて…。
すごい!藤崎さん!非常に素晴らしく思います!
藤崎さんが、育児休業取得の大先輩であることを最後に知り、中山市長と男性職員4人も非常に驚いていたとともに、最後に全員で同じ仲間として今後も男性の育児参加の促進について、頑張っていきましょう!と約束を交わし、解散しました!
いやー、非常にいい取材を聞くことができました!
今後においても、イクメンジャーは、龍ケ崎市の男性職員の育児参加について、注目していきたいと思います!
それでは、さらばです!
※イクメンジャーは今日も育児のために戦い続けるのです…つづく。