新型コロナウイルス感染症がまん延する状況において、災害が発生し避難所を開設する場合には、感染症対策に万全を期すことが重要となっています。避難所では集団生活等を過ごすことになり、感染が拡大するリスクが高まります。
このような状況の中で、地震、風水害が起きたらどうなるのか、平時の事前準備及び災害時の対応を考えておきましょう。
- 「避難」とは「難」を「避」けることであり、自宅での安全確保が可能な人は、感染リスクを負ってまで避難所に行く必要はありません。避難の必要があるかを迷う場合は内閣府が作成している避難行動判定フローをご活用ください。
- 本当に避難所に行く必要のある方を、適切に受け入れられるようご協力ください。自宅が危険な場合も、避難先は市が開設する避難所だけではありません。予め親戚・知人宅等への避難も考えておきましょう。
- 避難者や、避難所運営に係わる人は、断水等の影響がない場合、頻繁に手洗いするとともに、マスクの着用や咳エチケット等の基本的な感染症対策を徹底しましょう。
避難所における新型コロナウイルス感染症対策について
避難スペースの確保
各避難所の居住スペースを従来(3平方メートル/人)よりも拡げる、通路幅を確保するなど、人と人の距離を離す(ソーシャルディスタンス)取り組みを実施します。また、できるだけ間仕切りを設け世帯ごとに居住スペースを区分けします。
避難所の混雑緩和
避難スペースの確保に伴い、1施設当たりの収容人員が減少しますので、確実に避難者を受け入れるため、これまでよりも多くの避難所を開設します。なお、避難所内が過密になることを防ぐため、止むを得ず他の避難所をご案内する場合がありますので、その際はご協力ください。
発熱、咳などの症状がある方の避難スペースの確保
症状のある方は避難所内の教室や会議室などの別室に避難するなど、居住区域を分けます。また、避難者数によっては避難所自体を症状のある方専用の避難所とする場合もあります。
避難所の衛生環境の確保
使用物品等の定期的な消毒や避難所の清掃回数を増やす、避難所内の十分な換気を実施するなど、避難所の衛生環境をできる限り整備します。避難所には市役所職員もおりますが、清掃活動などに十分手が回らないことが想定されますので、避難者にもご協力いただく場合もあります。
避難者へのお願い
龍ケ崎市でもマスク、ビニール手袋、消毒液などの備蓄をしていますが、備蓄品に限りがあること、また長期間にわたる対応も想定されますので、ご自宅から飲料水、食料、毛布などに加え、マスクなどの感染症対策用品の持参をできる限りお願いします。
避難所にお持ちいただきたい物
- マスク※
- タオル※(マスクの代用、除菌拭上げなど)
- アルコール消毒液※(ウェットティッシュ等)
- 体温計※
- 寝具(毛布等)
- 必要最低限の食料と飲料水(できれば1週間分)
- スリッパ
- 歯ブラシ
- 着替え
- 懐中電灯
- 携帯ラジオ
- モバイルバッテリー など
※は感染症対策用品
その他参考資料など
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