龍ケ崎市役所・長戸コミュニティセンターにおいて、土砂災害全国統一防災訓練を6月7日(日曜)に行いました。
6月7日は、国土交通省が定める土砂災害全国統一防災訓練日であり、全国各地で土砂災害訓練が実施されましたが、当市においても一昨年のがけ崩れを教訓に、市役所職員だけではなく、地域住民の方々(約200名)や消防団、警察署、龍ケ崎消防署、そして水戸地方気象台にご協力いただき、多くの方々にご参加いただいた訓練となりました。
当日は1時間に80mmを越えるような大雨が降ったという想定のもと、災害対策本部の設置から急傾斜地のパトロール、避難所開設や救助訓練といった様々な内容の訓練が行われました。訓練終了後には検討会が開かれ、次回の訓練への課題や要望なども挙げられました。
また、地域住民への避難の呼びかけに対し多くの方にご参加いただき、救助訓練では龍ケ崎消防署高度救助隊の指導の下、実際にバール等を使った救助行動を体験されました。
目的
近年、台風や前線に伴う豪雨、地震などにより全国各地で土砂災害が多発し、多くの尊い人命が失われている。
そうした中、地域住民等への危険箇所の位置、避難場所、指定避難所、避難経路等の周知が不十分であることや、住民の避難行動の遅れ、要配慮者、要配慮者利用施設の利用者等の被災への対応などが課題となっている。
当市においても、平成25年10月の台風26号の集中豪雨と暴風雨により、市内土砂災害警戒区域等において13ヶ所の崖崩れによる家屋の一部損壊が発生し、平成26年10月の台風18号接近等においては土砂災害警戒情報発表の前に土砂災害警戒地域住民に避難勧告等を発令したところでもある。
本訓練では、土砂災害警戒区域等における住民参加による実践的な訓練を行うことで、土砂災害に対する避難体制の強化と防災意識の向上等を図り、土砂災害の防止及び軽減に資することを目的とする。
実施日時
平成27年6月7日(日曜日)9時30分から12時まで
訓練対象地区
長戸地区(長峰町・板橋町・薄倉町・塗高区・半田町・下塗戸区・大塚町)
訓練参加機関
- 龍ケ崎市災害対策本部
- 龍ケ崎市消防団
- 龍ケ崎消防署
- 竜ヶ崎警察署
- 茨城県・河川課ダム砂防室・防災危機管理課
- 茨城県竜ヶ崎工事事務所
- 水戸地方気象台
訓練内容
- 避難訓練
- 情報の収集・伝達・広報
- 避難勧告等の発令
訓練時の様子
消防団による情報収集活動
龍ケ崎消防署の高度救助隊によるバールでの救出訓練