鬼怒川の堤防決壊により甚大な被害を被った常総市への緊急支援として、9月12日(土曜日)に当市より持参した大型発電機を搭載する牽引式電源車を市災害対策本部のある常総市役所に設置し、また各種支援物資は、水海道総合体育館に無事お届けしました。
なお牽引式電源車は、常総市民の皆さまのスマートフォン・携帯電話の電池残量が心もとなくなってきた折、その充電が可能となり、大変重宝しているとお聞きしました。
また同日、当市派遣の健康増進課保健師2人は、避難所となった水海道第一高等学校などにおいて、手指消毒液、おむつ、マスクおよび歯ブラシなどの配付と、避難者の血圧測定などの健康相談、トイレ等の衛生状況の確認や、避難者と現地医師との連絡調整に従事しました。
そして、本日9月14日(月曜日)より、茨城県市長会の要請により、支援職員2人を常総市に派遣し、ボランティアの皆さまの送迎などに従事しています。
当市は、昭和56年(1981年)に、当市内を流れる小貝川が決壊し、住家や車、農作物が水に浸かるなど、浸水面積3,396ha、浸水家屋5,847戸と大きな被害が出ましたが、その水害からの復旧復興には、全国の多くの皆さまより、多大なご支援をいただきました。
今回の緊急支援は、当時いただいたご厚情に、わずかばかりでも報いることができたらとの思いもあります。
不自由な避難生活のなかで、当市の支援が、少しでも常総市民の皆さまのお役に立てたなら幸甚に存じます。
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常総市役所 正面玄関前に設置した当市の牽引式電源車