撞舞の絵画を寄贈していただきました。
4月17日、龍ケ崎市歴史民俗資料館1階エントランスにおいて、中山市長立会いのもと、冨樫愛里菜さん(市小柴在住)から、龍ケ崎市撞舞保存会(代表:岡澤英夫会長)へ、「撞舞」を題材にした絵画2点が寄贈されました。
今回の寄贈に至った経緯は、冨樫さんが大学3年生のとき、民俗学の授業で地元龍ケ崎市の伝統芸能「撞舞」について調べたのがきっかけ。以前より「撞舞」に興味をもっていたことも相まって、卒業制作の題材として「撞舞」を選ばれたそうです。
寄贈いただいた作品は、ひとつは、「蛙が龍の背中に乗り、龍を怒らせて雨を降らせる」という撞舞のいわれをもとに描かれた作品。もうひとつは、撞舞当日、夕闇迫る会場の様子を描いた作品で、当初、冨樫さんは撞舞を見ている人の緊張感を伝えるため、青色中心に配色した作品に仕上げようと考えておりました。
しかし、実際に練習から本番まで見学したところ、想像していたような緊張感はなく、撞舞保存会や龍ケ崎鳶職組合、祭当番町など関係者の暖かい協力体制を感じ、それを表現するため、背景に暖色系を使った夕焼けを取り入れたとのことでした。
岡澤会長は、2点ともそれぞれストーリー性がある素晴らしい作品で、この作品を観た方が、さらに撞舞に興味を持っていただけるようになって欲しいと話しておりました。