本市では、牛久沼をはじめとする地域資源を活用した、まちの活性化と知名度アップを図ることを目的に、「龍ケ崎市道の駅基本構想(平成27年11月)」を策定し、国道6号牛久沼沿いを整備地として、道の駅整備事業を進めてきました。
しかし、想定以上の軟弱地盤による護岸改修の設計見直しや不測の埋設物の発覚、それらに伴う事業費の増額が見込まれるなど、さまざまな課題により、事業が停滞しています。
こうした状況などを踏まえ、改めて概算事業費や管理運営の収支見込などを現時点に再算定し、検証結果を公表した上で、市民や関係団体などの皆さんの意見を拝聴しながら、今後の道の駅整備事業の方向性を検討する「再検証」を行っています。
道の駅整備事業の再検証に関する資料は、次のPDFデータからご確認いただけます。
道の駅整備事業の再検証(PDF:5,562KB)
道の駅整備事業の概要(PDF:1,598KB)
附属資料(PDF:12,527KB)
龍ケ崎市道の駅基本計画(平成29年2月)(PDF:6,055KB)
龍ケ崎市道の駅管理運営調査 調査報告(平成29年2月)(PDF:1,619KB)
龍ケ崎市道の駅基本構想(平成27年11月)(PDF:4,201KB)
道の駅整備事業の再検証に伴い、皆さんのご意見を伺いました。
- 事業の主な取り組みは、「道の駅整備事業のこれまでの取り組み」をご覧ください
- 道の駅の概要は、「道の駅とは」をご覧ください
再検証の主な内容/概算事業費等の再算定
概算事業費の再算定
施設の実施設計や護岸の修正設計などを踏まえた費用、追加工事に係る費用などを現時点に更新して算出。
算出結果
約25億6,100万円
当初(2017年2月)の約17億1,100万円から、約8億5,000万円増額(市試算)
想定される市の実質負担額
約16億5,600万円
上記は、算出した概算事業費(約25億6,100万円)から、想定される国や県からの交付金などを除いた額です。
実質負担額(約16億5,600万円)の内訳
- 既に支出した費用(計画策定、伐採工事、各種設計にかかる費用)
約1億8,200万円 - 一般財源(頭金)
約3億7,900万円 - 起債(ローン)
約10億9,500万円
負担額増加の主な要因
護岸改修工事の増額、場外の上下水道工事の追加、建設工事費の上昇、消費税増税など
年間利用者数の再算定
面前道路交通量とハフモデルを参考に、関連数値を現時点に更新して算出。
- ハフモデルとは
ハフモデルとは、消費者がある店舗に買い物に出かける確率を施設の駐車台数や移動にかかる金銭的負担、他の店舗との競合状況などを考慮しながら予測する計算方法。
算出結果
- 面前道路交通量を参考とした場合
約55万人から約100万人 - ハフモデルを参考にした場合
約60万人から約100万人
採用した年間利用者数
80万人(算出した数値の中間値を採用・市試算)
当初(2017年2月)の70万人から、10万人増加
利用者数増加の主な要因
面前道路(国道6号)の交通量増加、農産物直売所としての需要の高まりなど
年間売上高の再算定
算出した年間利用者数(80万人)を基礎とし、立地条件が類似する他の道の駅など※の状況を参考に、物販や飲食施設の売上構成割合や客単価をもとめて算出。
算出結果
約8億9,700万円
当初(2017年2月)の約7億8,400万円から、約1億1,300万円増額(市試算)
売上高増額の主な要因
コロナ禍に伴い、自宅から1時間から2時間程度の移動圏内で観光する近距離旅行(マイクロツーリズム)の注目により、立地条件が類似する他の道の駅の売り上げが増額となっているため。
※参考とした道の駅(7か所)
- しょうなん(千葉県柏市)
- まくらがの里こが(茨城県古河市)
- 思川(栃木県小山市)
- しもつけ(栃木県下野市)
- 庄和(埼玉県春日部市)
- グランテラス筑西(茨城県筑西市)
- かさま(茨城県笠間市)
想定される整備パターン
牛久沼の活用や今後の財政状況を踏まえた事業費の削減を考慮し、「道の駅として整備した場合」に加え、「広場として整備した場合」「現状を維持した場合」の整備パターンの概算事業費などについても試算しています。
各整備パターンの概要は次のとおりです。
道の駅として整備した場合
国との一体型整備事業
- 主な施設等
地域振興施設、情報発信機能、交差点、トイレ、駐車場、護岸改修 - 概算事業費
約25億6,100万円(内市負担額:約16億5,600万円) - 整備後1年間の市の収入
約1,500万円(年間売上高を約8億9,700万円と想定) - 1年間の経済波及効果
約9億600万円 - 整備後1年間にかかるコスト
約4,020万円(起債(ローン)の返済など。施設の清掃・除草等は指定管理者負担) - 施設の更新にかかるコスト
約10億5,100万円(地域振興施設建築後、30年間に大規模改修工事を3回分見込んだ場合の費用)
広場として整備した場合
市の単独事業
- 主な施設等
屋外広場、トイレ、駐車場、護岸改修 - 概算事業費
約11億1,400万円(内市負担額:約9億6,900万円) - 整備後1年間の市の収入
約60万円(キッチンカー誘致を想定) - 1年間の経済波及効果
算出不能 - 整備後1年間にかかるコスト
約3,324万円(起債(ローン)の返済、施設の清掃・除草等) - 施設の更新にかかるコスト
約1億5,100万円(トイレ施設建築後、30年間に大規模改修工事を3回分見込んだ場合の費用)
現状を維持した場合
- 主な施設等
無し - 概算事業費
約1億8,200万円(既に支出した、計画策定・伐採工事・各種設計等にかかる費用) - 整備後1年間にかかるコスト
約16万円(除草作業にかかる職員の人件費) - 整備後1年間の市の収入、1年間の経済波及効果、施設の更新にかかるコスト
無し
今後の道の駅整備事業の方向性を検討するにあたり、2022年11月7日(月曜日)から12月28日(水曜日)の期間でアンケートを実施しました。
ご協力いただきました皆さんに心より御礼申し上げます。
アンケートの集計結果は、「道の駅整備事業に関するアンケート集計結果」をご確認ください。
意見交換会を開催しました
今後の道の駅整備事業に関して、市民の皆さんと市長との意見交換会を令和4年12月18日に開催しました。
意見交換会の詳しい内容は、「道の駅整備事業に関する意見交換会」をご確認ください。
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