クライミング世界選手権準優勝で東京2020内定
東京都八王子市で開催されたスポーツクライミング世界選手権女子複合決勝で、龍ケ崎ふるさと大使の野口啓代選手が準優勝し、2020オリンピック東京大会出場内定を決めました!
大会前に「世界選手権に出場するのは最後」と語り、会場内のビジョンには野口選手自身が書いた「集大成」というフレーズが映し出されるなかで見事につかんだ夢舞台への切符。
「龍ケ崎市から世界へ」。2020オリンピック東京大会へあくなき挑戦を続ける野口選手の更なる活躍に向け、みなさんでこれからも応援していきましょう。
(写真)世界選手権終了後、メダルを手にする野口選手
日本選手トップの準優勝で有終の美
複合競技は、スピード・ボルダリング・リードの3種目の各順位をかけあわせた総合得点で順位を競います。
予選を突破した8人で行われた決勝では、スピードを7位でスタート。続く、得意のボルダリングでは見事に1位となり、日本人選手トップへ浮上。
最終種目のリードでは、最後まで登り切る完登まであと一手まで迫り、3位につけ、フィニッシュ。
日本人選手トップとなる準優勝で有終の美を飾り、2020オリンピック東京大会出場権獲得条件をクリアしました。
今大会での2020オリンピック東京大会出場権獲得条件
複合競技での7位以内かつ日本人選手最上位
市民のみなさんからのメッセージも後押しに
大会前には母校八原小の児童の皆さんが、思いを込めた応援旗とメッセージムービーを制作。
7月30日にたつのこアリーナ(現・ニューライフアリーナ龍ケ崎)でプレゼントを受け取った野口選手は「今回のプレゼントで世界選手権に向けて元気をもらえた」と後輩たちのメッセージに喜びの声を語っていました。
https://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/shisei/gaiyo/hometown_ambassador/20190730_noguchi.html
また、たつのこアリーナ(現・ニューライフアリーナ龍ケ崎)に設置されたスピード用の壁でのトレーニング時には、多くの市民の方が「頑張って」と声をかけ、トレーニングを見守っていました。
野口選手コメント
夢みたいで信じられません。
リードの前にボルダリングで1位を取れたことが自信になりました。
五輪まであと一年、クライミングを出来るのが嬉しいです。
皆さまの応援のお陰で力が出ました。応援ありがとうございました。
五輪ではさらにいい色のメダルが取りたいと思います。
野口啓代選手プロフィール
プロフリークライマー
生年月日:1989年5月30日
出身:茨城県龍ケ崎市
身長:165cm
小学5年生の時に家族旅行先のグアムでフリークライミングに出会う。クライミングを初めてわずか1年で全日本ユースを制覇、その後数々の国内外の大会で輝かしい成績を残し、2008年には日本人女性としてボルダリングワールドカップで初優勝、翌2009年には年間総合優勝、その快挙を2010年、2014年、2015年と4度獲得し、ワールドカップ優勝も通算21勝を数える。2019年世界選手権コンバインドで銀メダルを獲得。東京2020で行われる追加種目において内定第一号となり、活躍が期待される。
所属:TEAM au。