8.働きがいも 経済成長も ~包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する~
世界には、1日当たり3.2ドル(約350円)未満の生活から抜け出せない「ワーキングプア(働く貧困層)」が約7億人、失業者が約2億人いるとされていて、新型コロナウイルス感染症の影響で数は増加傾向。
貧困は次の世代である子どもたちにも影響し、学校へ行けない、安定した仕事に就けないといった「負の連鎖」に繋がる可能性があります。
私たちにもできることは?
- フェアトレード商品を購入するなどディーセント・ワークを意識する
- 「地産地消」で地域経済を元気にする
- 無駄な会議や業務を減らし、ワークライフバランスを実現する
ディーセント・ワークって何?
「働きがいのある人間らしい仕事」と訳され、下記の4つの目標を通して実現されるとされています。
- 雇用の促進
- 社会的保護の方策の展開および強化
- 社会対話の促進
- 労働における基本的原則および権利の尊重、促進および実現
ワークライフバランスの実現に向けて
育休座談会の様子
OECD(経済協力開発機構)が2020年にまとめた生活時間の国際比較データによると、日本は労働を提供して対価を得る「有償労働時間」が比較国中で最も長い一方で、家事や介護、育児といった「無償労働時間」は比較国中で最も短いという結果が出ています。
介護や育児といった時間を確保するためには、まず仕事にかける時間を見直す必要があります。
そのような状況もあり、効率的で生産性の高い働き方の実現に向け、「働き方改革」に取り組む企業等が増えています。
龍ケ崎市役所では、「笑顔で来て 笑顔で帰る職場」を目指して働き方改革に着手。
例えば、家庭生活を充実させるため、子どもが生まれた職員に対し、性別を問わず育児休業取得のサポートを行っています。
その結果、女性職員だけでなく男性職員の育児休業取得率も7年連続100%。
働き方を改善し業務効率を上げるとともに、充実した生活が送れるよう取り組んでいます。