4.質の高い教育をみんなに ~すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、 生涯学習の機会を促進する~
ユネスコの調査によると、世界では小学校就学年齢で学校に通えない子どもが約6,400万人。経済的な理由や兄弟の世話などの家庭の事情のほか、戦争のせいで学校に行けなくなった子どもたちもいます。
教育が受けられないと、収入の安定した仕事や希望する仕事につけず、収入が少なくなる傾向があります。
また、学校に行けなかった子も、同じように自分の子どもを学校に行かせることができない負の連鎖が起きてしまいます。
私たちにもできることは?
- 学習支援ボランティアなどに参加する
- 本やインターネットなどで世界や日本の教育の現状を知る
- 教育支援の活動をする団体への募金
JICA海外協力隊の活動
JICA海外協力隊は、開発途上国で現地の人々と共に生活し、自分の持っている技術や経験を活かし課題解決に貢献する活動を行っています。
詳しくは関連リンクをご参照ください。
【出典:国際協力機構(JICA)】
先生としての経験を国際協力に
JICA海外協力隊での活動の様子
市立八原小学校の野原俊之先生は、ご自身の教員の経験を活かし、JICA海外協力隊として活動されたことがあります。
JICA海外協力隊について野原先生にお話を伺いました。
- JICA海外協力隊に参加したきっかけ
⇒教員として自分の見聞をさらに深めたいと思ったことや、助けを必要としている国で自分の経験を生かしてみたいと感じたからです。 - 具体的な活動内容
⇒マーシャル諸島共和国の公立デラップ小学校で、現地児童の学力及び現地職員の指導技術向上を目指すことが主な活動内容で、3年生から6年生への算数の授業に加え、カリキュラムの再編、学習教材の作成、授業研修会やサマースクールの開催などを行いました。 - 活動から得たものとその後の生かし方
⇒この経験を通して、地球上に暮らす同じ人間同士、国籍や人種の隔たりはないこと、そして互いを理解し合おうという気持ちさえあれば、言葉や習慣の違いは些細なことだと気づくことができました。また、今後の教員生活を通じて、世界と教育現場を結ぶ、小さな架け橋になれれば嬉しいです。
マーシャル諸島共和国とは?
オーストラリアの北側に浮かぶ島々で、霞ヶ浦とほぼ同じ大きさの国土に約58,000人が暮らす小さな国です。
関連リンク
お問い合わせ
本文ここまで