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丸木舟

更新日:2018年3月1日

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種別:考古資料
指定年月日:昭和50年3月25日
所在地:龍ケ崎市馴馬町2488番地
管理者:龍ケ崎市
丸木舟は昭和28年(1953年)に龍ケ崎市の牛久沼八間堰の下流である谷田川の地表下1.5mの砂層から発見された。
材質は松材で、船首と船尾の一部を欠失している。残存部全長は、626cm、最大巾は中央部付近で65cm、厚さ7cmを測る。
大木の幹を木くり抜いて造られる丸木舟は刳舟(くりふね)ともいわれる。
舟の側面は、上方に向かうに従って内側へカーブをえがき、内側のえぐりも側面のカーブに合わせて内彎(ないわん)するように削られ、上端では舟の巾はせばめられている。舟の底が平らであることから穏やかな河川や沼で運搬や漁労に使われていたと考えられる。
放射性炭素を使った測定で得られた年代は今から約4000年前の縄文時代後期にあたり、考古資料としてほぼ完全な形の丸木舟は貴重である。
現在、この丸木舟は、龍ケ崎市歴史民俗資料館に展示されている。

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